先日、日本健康医療学会に行ってまいりました。
当院では口腔管理だけではなく、口腔管理をする上で全身管理は必須になるという考えより、このような学会にも参加させて頂いています。
今回も沢山の興味深いお話を聞く事ができました。
その中でも、愛知学院の野口先生の”歯周病のリスク因子としての各種全身疾患”の講演は興味深いものでした。
歯周病は歯を支える組織の疾患でムシ歯と共に歯を失う最大の原因です。
歯周病の最大の原因は歯垢や歯石ですが、その進行には多くのリスク因子が関与している事が明らかにされつつあるようです。
歯周病と口腔以外の全身疾患との関連性は米国を中心に発展され、研究による結果が報告されています。
その中でも歯周病と糖尿病に関する報告が最も多く、近年では歯周病が糖尿病の合併症の1つとして認識されつつあるようです。
糖尿病以外でも歯周病と骨粗鬆症、心血管疾患、呼吸器疾患などの報告も多くみられます。
このように歯周病と全身疾患には深い関わりがあるので、このような知識を何かの形で患者様へアドバイスができればと考えております。
何かご質問があれば、お気軽にご相談下さい。